こんにちは。アメリカのお金の知識を発信している巴です。
最近アメリカで、401(k)に1ミリオン(100万ドル、約1億5000万円)以上貯まってる人が過去最高になったってニュースになってるんです。
「1ミリオンって、日本円で1億5000万円くらいでしょ?めちゃくちゃお金持ちの話じゃん?!」って思いますよね。でも実は、普通の会社員がコツコツ貯めて達成してる話なんです。
何が起きてるの?
2024年末の統計で、フィデリティ社の401(k)口座で残高が1ミリオン(100万ドル)を超えた口座が53万7,000件になりました。これは2024年の始めの42万2,000件から27%も増えて、過去最高です。
この401(k)ミリオネアの平均年齢は59歳で、同じプランで平均26年間積み立てを続けてきた人たちです。
つまり、20〜30年くらいかけて貯めた人たちですね。
世代別では、
ジェネレーションX(1965〜1980年生)が57%
ベビーブーマーが41%、
ミレニアル世代が2%となっています。
どうやって1ミリオン貯めたの?
実際の金額で見てみましょう:
パターン1:ゆっくり派(25年間)
- 毎月500ドル積立
- 25年間の積立総額:15万ドル(自分のお金)
- 年7%で運用できた場合:約40万ドルに
パターン2:標準的(25年間)
- 毎月1,000ドル積立
- 25年間の積立総額:30万ドル(自分のお金)
- 年7%で運用できた場合:約80万ドルに
パターン3:1ミリオン達成!(25年間)
- 毎月1,500ドル積立
- 25年間の積立総額:45万ドル(自分のお金)
- 年7%で運用できた場合:約1.2ミリオンに ✨
パターン4:もう少し長く頑張る(30年間)
- 毎月1,000ドル積立
- 30年間の積立総額:36万ドル(自分のお金)
- 年7%で運用できた場合:約1.2ミリオンに ✨
※年7%というのは、米国株式市場の長期平均的なリターンです。もちろん、毎年同じではなく上下しますが、長期で見るとこのくらいの成長が期待できます。
会社のマッチング制度も大きい!
2024年末時点で、従業員の平均年間401(k)拠出額は8,800ドル(月約733ドル)に達し、会社の平均上乗せ額は4,770ドルで、どちらも過去最高となっています。
これはマッチングという制度です。
例えば、会社が
あなたが積み立てた額の50%上乗せします
- あなた:月1,000ドル
- 会社:500ドル追加
- 合計:月1,500ドルが貯まっていく
これって、タダでもらえるお金です。
実際、約90%の人が会社からのマッチングを受けています。これは使わないと損ですよね!
「でも月1,000ドルとか無理…」って思いますよね
大丈夫。最初からそんなに入れる必要ないんです!
2024年には、約40%の人が拠出率を上げていて、平均で2.9%増やしています。つまり、少しずつ増やしていけばいいんです:
20代:月$300〜500(給料の5〜10%)から始める
30代:昇給したら月$700〜1,000に増やす
40代:余裕が出てきたら月$1,200〜1,500に
50代:追加積立枠(キャッチアップ拠出)も使えるようになる
全体の平均貯蓄率は14.1%(従業員9.4%+会社4.7%)で、Fidelityが推奨する15%にかなり近づいています。
1ミリオンあっても「超お金持ち」じゃない?!
実は今、1ミリオン〜5ミリオン(100万〜500万ドル)の資産がある人を「モデレートミリオネア(普通のミリオネア)」と呼んでいて、UBSの推計では世界で5,200万人います。2000年以降4倍に増えたそうです。
この人たちの特徴:
- 資産のほとんどは401(k)+マイホーム
- 収入や支出は中流家庭と同じレベル
- クーポンを使う人もいるくらい節約志向
UBSのチーフエコノミスト、ポール・ドノバン氏は「今は、典型的なミリオネアのように消費するには少なくとも5ミリオン必要」と言っています。
(えええええええええ?!)
実際、ボストン大学の退職研究センターによると、米国の世帯の40%は7桁の貯蓄があっても退職後の生活水準を維持できない可能性があるそうです。
だから1ミリオンって、「ゴール」というより
「老後の安心に向けた通過点」なんですね。
でもみんなが貯められてるわけじゃない
401(k)全体で見ると:
- 平均残高:約13万1,700ドル(約2000万円)
- 中央値:約3万8,176ドル(約570万円)
中央値というのは、全員を並べて真ん中の人の数字。
つまり、半分の人は570万円以下しか貯まっていないということです。
平均が2000万円なのに中央値が570万円って、
すごい差がありますよね。
これは、たくさん貯めてる人が
平均を引き上げてるからです。
実際、アメリカの世帯の約40%は
退職用の貯蓄がほとんどないというデータも。
ミリオネアはまだまだ一部の人。
でも、「普通の会社員でも到達できる」っていうのがポイントなんです。
在米日本人の私たちができること
日本では年金制度が違うけど、アメリカには401(k)があります。この制度を使わない手はないです。
今日からできること:
- 会社の401(k)に登録する(まだの人)
- 会社のマッチングは最大限もらえるようにする
- 給料天引きの自動積立に設定する
- 最初は少額でいいから始める(給料の5%とか)
- 昇給したら積立額も少し増やす
- 途中で下ろさない(市場が下がっても慌てない)
まとめ:特別じゃなくてもできる
このニュースが教えてくれるのは:
- 高収入じゃなくてもOK
- 特別な才能や運はいらない
- 早く始めて、コツコツ続ければ、大きく育つ
- 会社のマッチングは必ず活用する
- 少しずつでも拠出率を上げていく
30代で始めれば25〜30年ある。
月1,000〜1,500ドル積み立てれば(会社のマッチング込み)、60歳前に1ミリオンに届く可能性は十分あります。
「そんなの無理」って思いますよね。
ぶっちゃけ私もそう思っていました。
きっと25年前の人たちも同じこと思ってたはず。
でもできることをコツコツ続けたから、今ミリオネアになってるんですよね。
未来の自分への一番いいプレゼントは、
「今日から始めること」かもしれません。
質問や不安があったら、まずは会社のHR(人事)に相談してみてください。401(k)の説明会をやってる会社も多いので、要チェックです!



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