インスタ見ると、みんな楽しそうなのに…
私だけこんなに辛いの?
夫は仕事で忙しそうなのに、
私は毎日時間を無駄にしている気がする
友達に相談しても
『旦那さん、優しそうじゃん』
って言われて、誰も分かってくれない
もしあなたが今、こんな風に感じているなら、
この記事を最後まで読んでください。
私もずっとずっとこう思っていました。夫にも、「僕がこんなに家族のため、君のために尽くしているのに君は全然幸せそうじゃない。」と言われることもしばしば。
私だって何かしたい。
私だって友達が欲しい。
キラキラ見えるあの人のように幸せになりたい。
でもいざ何をする?と思うと、何がしたいかわからないし、それが自分に向いているのかも、自分にできるのかもわからない。
「ないないない」のないない探しで結局悲しくなってしまう。そんなアメリカ生活を本当にずっとずっと長い間過ごしていました。
だから、
あなたは、おかしくありません。
あなたは、甘えているわけでもありません。
あなたは、一人じゃありません。
そして、迷いに迷った私が辿り着いた答えの一つ。
これは、「カサンドラ症候群」かもしれない。
大前提、私はカウンセラーでも心理療法士でもありません。大学と大学院で研究していたのも教育心理・第二言語学ですので、心理の専門家ではありません。
で、す、が!
私のように、
・自分がHSPだと知る
・カサンドラ症候群かもしれない
と自覚することで、腹落ちし、気持ちが楽になる人もいるはずです。
そんなあなたのために今回はこのブログを書いています。
カサンドラ症候群って何?
なぜ駐在妻・国際結婚の妻に多いの?
カサンドラ症候群(Cassandra Syndrome / Cassandra Affective Deprivation Disorder)とは、セラピストMaxine Astonによって提唱された、パートナーとの感情的なつながりを感じられず、孤独や無力感を感じる状態です。
ギリシャ神話のカサンドラのように、「真実を語っているのに、誰も信じてくれない」状況を指すそうです。
なぜ駐在妻・国際結婚の妻に多いのか?
実は、駐在妻の約40%が抑うつ状態を経験しているそうです。そして、駐在妻の84%が女性で、72%が移住時にキャリアを諦めています。
つまり、あなたが感じている孤独は、
「あなただけ」じゃないんです。
さらに、カサンドラ症候群の要素が加わると、状況はもっと複雑になります。
- 夫は仕事で忙しく、家にいない
- 言葉の壁で友達が作りにくい
- 家族や友人が遠い
- ビザの関係で働けない
- そして、夫とも感情的につながれない
この四重苦、五重苦が、私たちアメリカ在住妻を追い詰めるんですよね。
「私がおかしいのかも…」と思っていたあなたへ:10のサイン
以下の10個のうち、いくつ当てはまりますか?
1. 「夫に話しても、理解してもらえない」
なんか最近すごく寂しいんだよね。
友達ともちゃんと話せてないし
え?でも、昨日ママ友と会ったじゃないの?楽しかったんでしょ?友達だって言ってたじゃん?
そうこれなんです。カサンドラ症候群の典型的なパターンは、夫が感情ではなく「論理」で反応すること。
で、も、ね???
別に解決策求めてないんですよ。
私たちの言う「ちゃんと話せない」は、初めましての人とする会話じゃなくて、昔からの親友とするあの心がふわっとなる安心する感覚がない、心が通じない「ちゃんと話せない」なのよ?
でもこれも言っても伝わらんよな〜。
英語で夫に説明するのしんどいよな〜なんですよ。
2. 「夫の前で泣いても、無反応」
なんだか頑張りすぎて、疲れて涙が出てきちゃう。
そんなときありませんか?
そんな時に夫は:
- スマホを見続ける
- 「大丈夫だよ」と言う
- 「なんで泣いてるの?」と聞くだけ
なんなら気づいてない(うぉい!!!)
これは、あなたが「愛されてない」わけじゃありません。
夫の脳が、感情を処理する方法が違うだけかもしれません。(うん。そうじゃなきゃ納得できない。)
3. 「誰に相談しても『そんなはずない』と言われる」
カサンドラ症候群の最も辛い点は、誰も信じてくれないこと。これなんですよね。
ママ友に相談しても
えー、でも旦那さん、すごく優しそうじゃん
まぁ、そこもそうじゃない?
仕事してる旦那さんに感謝しなきゃ
誰もあなたの苦しみを理解してくれない。
みんなそんなもんかなって思ってしまう。
だから、「私がおかしいのかも」って思っちゃう。
4. 「感情的に孤立している」
カサンドラ症候群を経験する人は、感情的な痛みと孤立を感じます。
夫は隣にいる。でも、感情的には一人。
家事も子育ても、全部、私。
一緒にいるのに、一人ぼっち。
なんでなんだろう?私何かしました???
これが、カサンドラ症候群の最も辛い部分です。
5. 「自分の気持ちが分からなくなってきた」
多くの神経定型的パートナーは、不安や抑うつを発症します。
私、何が辛いの?
私、何が欲しいの?
私、どうしたいの?
自分の感情が分からなくなってきた。
これは、かなり危険信号です。
6. 「夫は外では『完璧な夫』を演じる」
多くの自閉スペクトラムの人は、外では「マスキング」(隠す)が得意です。
パーティーでは:
- 笑顔で話す
- 気遣いができる
- 「良い夫」に見える
でも家では:
- 無表情
- 会話がない
- あなたの存在を無視
だから、誰もあなたの話を信じてくれないんです。
うちの夫は自閉スペクトラムではありませんが、そもそも社交の場がすごく嫌いです。だから、そもそもこういう場面はあまりありません。
ただ、国際結婚だと家族行事を大切にするご家庭も多く、これはとても多く聞く話です。
7. 「『もっと大変な人がいる』と自分を責める」
でも、夫は浮気してるわけじゃない
暴力を振るわれてるわけじゃない
お金に困ってるわけじゃない
だから、私は贅沢なのかも…?????
日本在住の友人や知人から見ると、私たちアメリカ在住組は国際結婚・駐在妻であることは、おそらく「特権的な立場」。SNSで垣間見るアメリカ生活はそれはそれはキラキラして見えることでしょう。
だから、自分の苦しみを正当化できないと感じることが多い。毎日が死ぬほど辛いわけではない。
でも、私たちの日々のモヤモヤや
ズーンと落ち込む感情は、決して嘘ではなく、
常にそこにある。
喉につっかえた魚の骨のようなもの。
時々チクチク痛むのです。
8. 「日本に帰りたい。でも帰れない」
もう無理。日本に帰りたい
そう思うことも1度や2度じゃないですよね?
でも…
- 子どもの学校がある
- 夫の仕事がある
- ビザの問題がある
- 帰国後の仕事がない
- 「私が我慢すればいい」
駐在でも、3-4年だけって言ったのに、もう10年たったであったり、国際結婚だってすぐには決断できない理由が山ほどあるはずです。
9. 「体調が悪くなってきた」
カサンドラ症候群を経験する人は、自己免疫疾患などの健康問題を抱えることもあるそうです。
- 眠れない
- 頭痛が続く
- 胃が痛い
- 疲れが取れない
- 体重が増えた/減った
- 喉が異常に乾く
- トイレが異常に近い
これは、「心の病気」が「体の病気」になってきているサインですよね。
10. 「誰にも言えない。恥ずかしい」
インスタでは、キラキラした
アメリカライフを投稿してる。
でも本当は、家にお籠もり。
あなたは、一人じゃありません。
私たちみんなが、同じ経験をしています。ただ、誰も口に出さないだけです。みんな一番輝く瞬間をSNSに投稿しているだけ。
いや、ぶっちゃけ毎日あんなにキラキラしてたらつかれません??私は疲れる。仕事やスーパーとか子供の送迎・習い事などのいわゆる通常運転以外の“お出かけ”が週2以上あったらヘトヘトです。週3あったらそれ以外の日は、もはや抜け殻です。
そんなこと言っている私ですが、渡米から約3年間、ウェブライターの仕事をしていました。アメリカの生活を伝えるものです。
今だとよく見る「アメリカ生活こんな感じ」「アメリカ最新子育て情報」のショート動画やyoutube動画を文章で書いていた感じですね。(時代っっ!笑)
でもそのネタ集めにわざわざ遠くのイベントに行く。もちろん子供も巻き添えです。本当の生活は地味な田舎暮らしなのに。
私、なにやってんだ。
SNSやウェブ記事で見せる自分と普段の自分の乖離に心がついていけなくなっていたんです。そんなわけで文章を書くのは大好きだったのですが、ウェブライターの仕事はやめました。
「でも、夫は悪い人じゃない」
— カサンドラ症候群の最も混乱する部分
カサンドラ症候群の最も辛い点は、
夫が「悪い人」じゃないことです。
- 暴力を振るわない
- 浮気しない
- お金を入れてくれる
- 嘘をつかない
でも、感情的につながれない。
これは、神経発達の違い(ニューロダイバーシティ)が原因といわれています。
つまり、夫の脳が、あなたとは違う方法で感情を処理している可能性があるということ。これは、少し難しい話になるので、サラッと読んでください。
自閉スペクトラム(ASD)やADHDの可能性
多くの成人は、後になってから自閉スペクトラムと診断されたり、もしくはそのまま診断名がつかずに、来てしまったり。自ら自覚し、治療をしている人は少ないかもしれません。
もしかして夫は…
- 頭が良い
- 仕事ができる
- 論理的
- でも、感情表現が苦手
- アイコンタクトが少ない
- ルーティンにこだわる
- 予定外のことを嫌う
だからこれは
彼が「冷たい人」なわけじゃなく、
脳の違いかもしれません。
なぜ今まで気づかなかったの?
— カサンドラ症候群が見えにくい理由
理由1:「アイデンティティクライシス」と混同される
アイデンティティクライシスとカサンドラ症候群は、症状が似ています。
どちらも:
- 孤独
- アイデンティティの喪失
- 抑うつ
でも、カサンドラ症候群は、「パートナーとの感情的断絶」が根本原因です。アメリカ移住できっと私たちはどちらにもなっていると思います。
理由2:「文化の違い」と思い込む
国際結婚の場合、
「アメリカ人ってこういうもの」
「日本とは違うから」って思い込みがちです。
でも、きっと文化の違いだけでは説明できない「何か」があるのではないか?と私はずっと思っていました。
(だって、文化の違いで説明がつくなら
なーんで10年以上もなんだか苦しいのってなる)
理由3:「カサンドラ症候群」という言葉を知らない
カサンドラ症候群は、DSM-5に載っていないため、医者も知らないことが多いです。
だから、診断もされないし、治療法も分からない。
私は、実は日本に住む妹からこの言葉を初めて聞きました。「私たちもしかしたらこれかもしれないよ?」そう言われたんです。妹は、国際結婚ではありませんが、二人でよく話をする中で
「モラハラやDV、うつ病とか、
そんなんじゃないんだけど。でも何かあるよね?」
これが私たちの中の疑問であり、「カサンドラ症候群かも」というのが一つの答えになりました。だから、この言葉を知ることが、大きな一歩
まとめ:「私がおかしい」んじゃなくて、「言葉を知らなかった」だけ
あなたは、おかしくありません。
あなたは、甘えているわけでもありません。
あなたは、一人じゃありません。
カサンドラ症候群は、混乱、自己疑念、内的混乱の状態です。
でも、この言葉を知ることで、
きっとあなたは「腑に落ちる」はずです。
「あ、これ私だ」
「私、おかしくなかったんだ」
「名前がある状態なんだ」
この「気づき」が、小さくても
大きな大きな一歩になるはず。
今すぐ夫に何かを伝える必要はありません。
今すぐ離婚を決める必要もありません。
今すぐ誰かに相談する必要もありません。
まずは、自分自身が
「これはカサンドラ症候群かもしれない」と気づくこと。
それだけで、十分。
それだけで私はすごく救われました。
あなたへのメッセージ
もしあなたが今、この記事を読んで、涙が止まらないなら。
それは、あなたが
「やっと自分の苦しみに名前がついた」からです。
あなたは、長い間、一人で耐えてきました。
誰にも理解されず、自分を責めてきました。
でも、もう一人じゃありません。
私は、幸運にも、やっとやっと信頼できる友人たちに出会うことができ、アメリカ生活が大きく前進していると感じています。
(わぁ〜長くかかった〜15年目〜笑)
今辛くても、アメリカ生活捨てたもんじゃないなって思える日が必ず来るはず。
大丈夫、I’m here for you.

この記事は2026年1月時点の情報に基づいています。カサンドラ症候群は医学的診断ではなく、記述的な用語です。専門的なサポートが必要な場合は、神経多様性の関係に経験のあるセラピストにご相談ください。
注意:この記事は、虐待やモラハラを正当化するものではありません。身体的・精神的虐待がある場合は、すぐに専門家に相談し、安全を確保してください。


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